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妊婦か、ただ太ってるだけの見分け


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「マタニティマーク」を男性の約6割が知らない、って、
そういう制度があること自体を4割も知ってるって??

マタニティマークについて


そもそも少子化でもある日本で、電車やバスの中で、それとわかるほどおなかが目立つようになってきた妊婦に遭遇するというケース自体、あまりないと思うが、特別、出産のための休暇など会社からもらえないフィリピンなどでは、出産直前まで妊婦が普通に働いていたりする。

フィリピンの劣悪な交通事情からすれば、そのような状態でどうやって毎日出勤してきているのか不思議だが。

ブリキの乗合バスのジプニーの狭い車内への乗り降りや、高架鉄道の階段の上り降りはどうしているのだろう。

一度、高架鉄道で妊婦を見掛けたことがある。

電車が駅で停止し、その女性が車内に入ってきた瞬間に、
座っていた男が素早く席をゆずった。

その男のあまりに素早い行動もインパクトがあったが、
それ以上に意外だったのは、席をゆずられた女性が、礼の一言も言わず、
さも当然だと言わんばかりに、表情1つ変えずに、
あまりにも自然にすうっと席に座ったことだ。

その女性も、よく見ればそう見えなくもないが、
一見して妊婦か、ただ少し太ってるだけか、見分けがつかないレベル。

実際に、フィリピンには、ぽこっとおなかが出てる女性は多い。

かといって、本当の妊婦も多いからやっかいだ。

この時思い出されたのが、妊婦とかいう以前に、フィリピンが女性が優遇される社会であるということ。

日本もその傾向は強いが、フィリピンの場合、法的にも社会組織的にも明らかな点が違う。

例えば、男性と女性が訴訟騒ぎになった場合、真実はどうであれ、
男に勝ち目はない。

企業などでも、女性の管理職のほうが明らかに多い。

女性の社会的地位の高い国である。

順位をつけると、フィリピン人女性>フィリピン人男性>外国人となる。

フィリピンでは、外国人に人権はない。

男尊女卑が多いアジアの中では、この点においても特殊な国となっている。

人をジロジロ見るのが好きなフィリピン人とはいえ、
妊婦であることを見越した行動というよりも、そういった社会的背景によってもたらされた行動なのではないだろうか。

男のほうは、もし妊婦でなかったら「失礼」などという感覚はない。

真実よりも地位優先の歪んだ社会では、車内でおなかが出た女性を見かけたら、
無条件で席をゆずれ、でいいのだ。

ゆずられた女性も、違ってたら「不愉快」な思いをするなんてことはない。

真実はどうであれ、地位が高い者が席をゆずられるのは当たり前のことで、
礼を言う必要もない。

そんなとこだろう。

こっちはというと、いつものことだが、スリに遭わないかと、警戒心でいっぱいで
それどころの話ではなかった。



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